源氏に愛された女たちⅡ
前回「自分は朝顔の君」に近いと書いたのでその説明と
他の登場人物について少しふれたいと思います。
朝顔の君
光源氏は女好きなのは、ストーリーを知らなくても有名ですよね。
朝顔の君は、源氏のいとこで、結局最後まで源氏とは何もなかった人。
源氏の周りの女性たちの一人になる勇気。。。というか
女達の中で競っていくことができなったんですね。
私もおそらく傍観してしまうんじゃないかな、って事で
朝顔の君に近いかなと思いました。
でもどうだろ。。。
もしかしたら、
六条御息所みたいになったりだったりして(笑)この人は嫉妬の女です。
源氏が最後まで側に置いた
紫の上は、お父さんの身分は高いんだけど
お母さんの身分は低いので、世間的には表立てた身分ではないんですね。
当時の姫君は、母方の身分が姫の将来に影響したんです。
紫の上は、その為に源氏に囲われて
自分で決断する事を許されなかった人。源氏ありきの女の人でした。
人は、精神的には一人では生きてはいけないけど
物理的には一人でも生きてはいけるのでは。。。というのが私の持論です。
物理的というは、生活力です。
物理的に相手にゆだねなくては生きていけない。。。
これ以上の不安定な生活ってないですよね。
紫式部は紫の上を通して
「女性も自立しなくては、最後は不幸ですよ」
と、当時(平安時代)の女性達に伝えたかったと本書ではまとめています。
21世紀の平成の現在にも身にしみるこの言葉。
恐るべし!紫式部。。。