源氏に愛された女たちⅡ

ハナ

2007年02月07日 09:11

前回「自分は朝顔の君」に近いと書いたのでその説明と

他の登場人物について少しふれたいと思います。

朝顔の君

光源氏は女好きなのは、ストーリーを知らなくても有名ですよね。

朝顔の君は、源氏のいとこで、結局最後まで源氏とは何もなかった人。

源氏の周りの女性たちの一人になる勇気。。。というか

女達の中で競っていくことができなったんですね。

私もおそらく傍観してしまうんじゃないかな、って事で

朝顔の君に近いかなと思いました。

でもどうだろ。。。

もしかしたら、六条御息所みたいになったりだったりして(笑)この人は嫉妬の女です。


源氏が最後まで側に置いた紫の上は、お父さんの身分は高いんだけど

お母さんの身分は低いので、世間的には表立てた身分ではないんですね。

当時の姫君は、母方の身分が姫の将来に影響したんです。

紫の上は、その為に源氏に囲われて

自分で決断する事を許されなかった人。源氏ありきの女の人でした。

人は、精神的には一人では生きてはいけないけど

物理的には一人でも生きてはいけるのでは。。。というのが私の持論です。

物理的というは、生活力です。

物理的に相手にゆだねなくては生きていけない。。。

これ以上の不安定な生活ってないですよね。

紫式部は紫の上を通して

「女性も自立しなくては、最後は不幸ですよ」

と、当時(平安時代)の女性達に伝えたかったと本書ではまとめています。

21世紀の平成の現在にも身にしみるこの言葉。

恐るべし!紫式部。。。